竹文様(たけ)
お正月・縁起がいいといったら「松竹梅」。
竹は地下茎を張り巡らせ地上では次々と筍を生じ、それがあっという間に伸びることから「威勢がよい」、そして節があることから「節度がよい」、さらに青いことから「清浄である」とされ縁起物として数多くの着物・和柄に登場しています。
工芸品では蒔絵や陶器に、染織品では有識織物や能装束の唐織に桐とともに意匠化されています。辻が花染・茶屋辻・七夕文様の竹はその染められた文様の様式によって時代がわかります。
参考文献
日本・中国の文様事典 (みみずくアートシリーズ) / 和の意匠にみる文様の名の物語 / きもの文様図鑑―明治・大正・昭和に見る