粋屋 -日本の伝統文様と伝統色-花丸文様紹介・解説・無料背景素材

梅の花丸文

縁起物「松竹梅」シリーズ2つ目。梅の花丸文様です。梅は原産地は中国ですが、奈良時代にはすでに日本に伝えられており、花の愛らしい形、芳香、独特の枝振りが愛され万葉集にも数多く歌われるなど古くから日本で愛されてきた植物です。そのため絵巻・浮世絵をはじめ、多くの工芸品や着物の文様として今でも愛される文様となっています。

梅は寒い冬にいち早く花を咲かすことから忍耐があり生命力象徴としてめでたいものとなり、江戸時代より新春を彩るものとして定着してきました。

今回の花丸文は梅を意匠化した４パターンを使って作成しました。

竹の花丸文

お正月・縁起がいいといったら「松竹梅」。まずは竹を意匠化した花丸文を作成しました。

竹は地下茎を張り巡らせ地上では次々と筍を生じ、それがあっという間に伸びることから「威勢がよい」、そして節があることから「節度がよい」、さらに青いことから「清浄である」とされ縁起物として数多くの着物・和柄に登場しています。

椿の花丸文と雪輪文様